2016.07.18
スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)をお使いの方は必見です!
現在住宅の約80%がスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)を屋根材で使っていると言われているほど、とても普及しています。
このスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)の主成分は約85%がセメントでできているため、元々屋根材自体が防水性を持っておらず、定期的に塗装によるメンテナンスが必要不可欠です。
但しこのスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)は、塗装時に意外と知らない人が多い注意点があります。
それはスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)を塗装する際に一番大事と言っても過言ではない「縁切り」です。
本日は「縁切り」についてご説明します。
縁切りとはスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)に塗装した後、瓦と瓦の重なり部分(小口)に埋まってしまった塗料をかわすきやカッターで切ることです。
では、縁切りをしなければどうなってしまうのか?
スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)の下にはルーフィングシートという防水シートが敷かれています。その下に野地板という厚さ9~12mmの合板がありますが、そこを27mmの釘で留めているのです。
つまり釘が屋根裏に抜けている状態となります。
通常、雨が降った際、スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)の立て目の繋ぎ目から水が入り、重なり部分から流れていきます。
しかし、塗装をした後に縁切りをしていない場合、塗料が重なり部分に埋まり、水が逆流することで釘を伝って雨が溜まってしまうのです。その為に、縁切りをして水の逃げ道をつくらなければならないのです。
縁切りを効率的に行える「タスペーサー」という縁切り部材があります。タスペーサーは瓦の重なり部分にはめ込み、塗料が埋まらないようにする為の縁切り部材です。最近ではこちらのタスペーサーを使用することが主流となってきています。
ご自宅がスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)でそろそろ塗装のメンテナンスをお考えの方は、見積りを取得する時にこのタスペーサーが項目と入っているかどうかで、安心して工事を任せられるか判断できると思いますので、ぜひチェックしてみてください!
2020.04.20
2020.04.14