2017.10.04
技術が発達したと言っても、直接雨風を受ける屋根のダメージは大きく、屋根スレートのヒビ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生するケースはいまだに多いです。そもそもの原因としては、台風・地震による外的要因によるものと経年劣化があげられます。
屋根と同じく雨風にさらされる上に、人の出入りがある分、防水塗膜が擦り切れやすく、ヒビなどのダメージが屋根や外壁よりも早くあらわれます。さらに、ベランダにある排水口が詰まっていると雨水が流れていかず、小さなヒビなどから建物の中に侵入してくる場合もありますので、要注意です。
外壁の水が浸入する個所としてかなり多いのが、サッシ枠と防水シートとの隙間です。基本的に、雨水などは外壁の表面を流れおちますが、経年劣化によるひび割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる場合があります。それ以上の侵入させないために防水シートが張られていますが、施工不良や経年劣化によってサッシ枠と防水シートの間に隙間ができるとそこから雨水が浸入してしまいます。
意外と見落とされやすいのですが、給排水管もサッシ枠と同じように外壁と防水シートを貫通しているので、そこに隙間があると雨が浸入する原因となります。
昔に比べて随分と天窓も進化し、雨漏りしにくくなってはいますが、それでも通常の窓ですら雨漏りするのですから、可能性が0とは言えません。10年前後を目安にコーキングが劣化してひび割れていたり、縮んでいないか調査したり、場合によっては塗り替えることが大切です。
雨漏りの原因は、一目瞭然であったり、目視では判断出来なかったりと、難しい場合はありますが、開口部周りや屋根の取り合いなどが原因のことが多くあります。放置しておくと、断熱材や下地が腐ってしまうことがあるので、早めに専門家への相談をお勧め致します!
プロタイムズ厚木店には雨漏り診断士の資格を持った者も在籍しておりますので、お気軽にご相談ください!
2020.04.20
2020.04.14