2019.11.13
外壁塗装というとひとつの色で揃えるイメージが強いのですが、2つの色を組み合わせるツートンカラーも人気です。
外壁をツートンカラーに塗り替えると、建物全体のイメージが大きく変わり、1色で塗った場合に比べ、おしゃれな印象を与えます。
しかし、ツートンカラーへの塗り替えは塗装の際にさまざまな点に注意しなければなりません。
ツートンカラーへの塗り替えではどのような点に注意が必要なのか、基本的な注意点をご紹介します。
ツートンカラーとはその名の通り、2つの色を組み合わせる塗装です。
そのため、組み合わせる色の相性によって与える印象が大きく変わり、望ましくない組み合わせ方ではちぐはぐでバランスの悪い仕上がりとなります。
ツートンカラーの組み合わせでちぐはぐになりにくく、気軽に組み合わせられるのは同系色での組み合わせです。
同系色とは上の画像でいう隣り合っている、または近くにある色のことを言います。
塗装の際にベースとなる色に近いものを選べば、ツートンカラーにした際の違和感が少なくなり全体的なバランスが良くなり、おしゃれな仕上がりとなるでしょう。
同系色同士を選んでも家のデザインなどによってはバランスが悪くなってしまう、いまいちデザインがしっくりこないという場合もあります。
このような時には、ふたつの色の間に別の色を加える「セパレーションカラー」を使うと良いでしょう。
セパレーションカラーに用いるのは比較的大人しい色がおすすめです。
ふたつの色の間に大人しい色を入れることで、デザインが引き締められ、バランスをとることができます。
外壁塗装で複数の色を組み合わせる場合、バランスが良いのは3色までと言われています。
これ以上の色を組み合わせると、目に入る情報量が多くなりすぎるため、デザインをうるさく感じる可能性が高くなります。
また、色を組み合わせる際には塗装面積の割合についても考えておきましょう。
ベースカラーとして最も広く塗る色を決め、全体の2~3割に使用するアソートカラーを組み合わせ、最後に全体のデザインを整えるアクセントカラーを決めるとデザインをまとめやすくなります。
ツートンカラーの場合、塗料サンプルを使えばお互いの色のバランスを見ることはできますが、実際に外壁塗装を施した際にバランスがとれるかどうかは判断が難しく、完成後にイメージしていたものと違うように感じることも多くあります。
このような完成後のトラブルを防ぐためにも、外壁塗装のカラーを選ぶ際にはプロのサポートをお願いすると良いでしょう。
当社ではカラー研修を受けた色彩計画コンサルタントが在籍しており、お客様のイメージに近い仕上がりとなるよう、じっくりとサポートします。
外壁塗装でツートンカラーを使用すると建物のイメージを一気におしゃれにすることができますが、色の組み合わせ次第でバランスの悪い仕上がりとなってしまいます。
ツートンカラーを選ぶ際にはどのような配色やカラーリングが良いのかをプロに相談し、より満足できる仕上がりを目指しましょう。