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下塗り塗料はなぜ必要?必要性を徹底解説します

2019.12.11

外壁塗装について調べているとほぼ確実に目にするのが「下塗り」という工程です。 下塗りとは、本塗装の前に下地へ塗る塗装のことなのですが、なぜ外壁塗装の際に下塗りを行わなければならないのでしょうか? 今回は外壁塗装で欠かせない下塗りの意味と、下塗りで用いられる塗料の特徴について解説していきます。  

外壁塗装の下塗りはなぜ必要?

外壁塗装リフォームの作業工程を調べると、ほぼ下塗りの工程が入っています。 もし、この下塗り工程を省いて中塗りと上塗りを行うとどうなるのでしょうか? 下塗りで用いられている下塗り塗料は、基本的に下地となる外壁と中塗り・上塗り塗料とをより強固に結びつける接着剤のような役割を持っています。 つまり、もし下塗りを行わずに中塗り・上塗りを行ったとすると、下地と塗装との結びつきが弱くなり、短期間で塗膜が剥がれる可能性が高くなるのです。 また、下塗り塗料は土壁や板壁やひび割れのある外壁など、塗料を吸い込みやすい下地に上塗り塗料が不必要に吸い込まれて十分な塗膜の厚みが確保できなくなるのを防ぐ目的でも使われます。 ただし、こういった吸収力が高い下地の場合は下塗り塗料そのものが吸収されてしまう可能性があるため、状態によっては下塗りを何度かに分けて行う場合もあります。  

下塗り塗料で塗料の性能を向上させる

外壁用塗料の中には、遮熱効果や防カビ・防サビ機能があるものも販売されています。 こういった高機能塗料の性能を十分に発揮させるためには、下塗り塗料の組み合わせにも気を配らなければなりません。 遮熱塗料を用いるなら遮熱効果のある下塗り塗料を、防カビ・防サビ機能を導入するなら下塗り塗料にも同様の効果があるものを選べば、より効果的に上塗り塗料の性能を引き出すことができます。  

下塗り塗料の種類について

下塗り塗料として販売されている塗料にはさまざまな種類があります。 今回はその中でも特に利用頻度が高いものについて解説していきます。  

塗料の食いつきを向上させる「シーラー」と「プライマー」

ほとんどの外壁塗装で用いられているのがこちらの「シーラー」と「プライマー」です。 どちらも上塗り塗料の密着力を高める目的で用いられる下塗り塗料ですが、シーラーは下地に塗料が吸い込まれるのを止める効果が高いという特徴があります。 プライマーの場合も同様に塗料の吸い込みを防止し、下地への密着力を高める働きがありますが、こちらは金属製下地に向いた製品が多いため、金属と言えばプライマーを使用するのが一般的です。 とは言え、この2種類は厳密な分類があるわけではなく、メーカーによっては同じ意味として扱われている場合もありますので、基本的には塗装の密着力を高める下塗り塗料だと考えておけば良いでしょう。  

下地の状態を整える「フィラー」

フィラーとは、傷んだ下地や凹凸のある下地に用いられる粘度の高い下塗り塗料です。 ひび割れを埋めたり、外壁の凹凸を埋め、下地を平らに整える効果があります。 モルタル外壁でひび割れがある場合などに多く用いられますが、ひび割れを埋める場合は塗膜がゴムのように伸縮する「微弾性フィラー」を用います。  

外壁塗装は下塗り塗料で決まる

下塗り塗料は中塗り・上塗り塗料の密着力を高めたり、下地の状態を維持したり、塗装の性能を向上させたりとさまざまな効果があります。 特に塗膜の密着力を高める効果と下地の状態を保つ働きについては、施工後の耐久性にも影響を及ぼす部分ですので、外壁塗装リフォームの際には建物の状態、使用する塗料にあった下塗り塗料を選びましょう。