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断熱塗料でお手軽に断熱リフォーム

2019.06.12

断熱塗料で高断熱な家を作る

住宅の快適性を高めるには、屋外から屋内に対する熱の影響を抑えることが重要です。 室内の気温は屋外の気温や日光による外壁や屋根の加熱に影響されやすく、これは夏でも冬でも基本的には変わりません。 特に日光による影響は大きく、十分な断熱を施した屋根材や外壁材を用いた場合、一般的な外壁材に比べ、室温が約6℃下がるというデータもあります。 しかし、高断熱住宅へリフォームするためには、外壁材や屋根材、窓サッシを断熱構造のものにしたり、換気扇を熱交換器型のものにしたりしなければなりません。 このような断熱リフォームは壁や屋根を解体して交換する必要があるため、長い工期と多額の費用がかかってしまいます。 そこでおすすめなのが、建物の外壁と屋根に塗布するだけである程度の断熱性を確保することができる『断熱塗料』です。  

断熱塗料とはどのような塗料なのか?

断熱塗料とは、読んで字のごとく、塗料そのものが熱の伝達を抑える働きがある製品です。 似たような塗料として遮熱塗料というものもありますが、遮熱塗料は熱を反射して建物が温まるのを防ぐ仕組みですので、夏は涼しくとも冬場に日光で建物が温まるのを防いでしまうというデメリットがあります。 https://protimes.saneki.co.jp/blog/2239/ しかし、断熱塗料は熱そのものは反射せず、熱が伝わるのを防ぐ仕組みのため、年間を通して屋外環境の影響を抑えることができるのです。 施工コストそのものは断熱塗料の方がやや割高ですが、日当たりの関係などで遮熱塗料が使いにくい場合などは断熱塗料の方がより効果的に住宅の快適性を高めることができるでしょう。  

断熱塗料の仕組みとは

断熱塗料といえば、日進産業が開発、販売している『ガイナ』という製品が人気を博しています。 このガイナという塗料は、音速の数倍にも達するロケット先端部を塗装によって断熱する目的でJAXAが開発した技術を用いた製品です。 断熱の仕組みは、中空のセラミックビーズを塗料内に大量に混ぜることにより、エアパッキン(包装用のプチプチ)や二重窓のように空気層作りだして熱伝導を抑えています。 ガイナを用いると、セラミックに包まれた空気の層が建物の外側に生まれるため、熱以外に音の伝達も抑えられ、自動車などのエンジン音や台風時の雨音などもある程度防ぐことが可能です。 また、ガイナではセラミックビーズが用いられているため、通常のセラミック塗料と同程度の耐久性も確保しており、塗装寿命が約15年超と長いのもメリットとなっています。  

断熱塗料を用いると光熱費も削減できる

夏場や冬場はエアコンなどを用いて室内の空調を行いますが、この時にかかる光熱費は空調を行わない場合の室温からどれだけ変化させるかによって変わります。 例えば、素の室温が約35℃の状態で約25℃まで下げる場合、下げ幅は約10℃ですので、電気代は10℃下げる分だけ必要です。 しかし、断熱塗料による断熱リフォームで室温が約35℃から約32℃に下がった場合、同条件なら下げる室温は7℃と30%も軽減することができます。 約3℃というとあまり大きな違いには感じられないかもしれませんが、近年では夏が長い傾向があり、6月末から10月上旬までエアコンが稼働しているといった年も珍しくはありません。 これだけの期間中、常に3℃分電気使用量を削減できるとなると、年間の電気代は大きく引き下げることができるでしょう。 また、断熱塗料によって室温が平均約3℃下げられる場合、今までは冷房を使っていたような天候でも、使用せずに過ごせるようになるため、大きく電気使用量を減らすことができます。 断熱塗料は、通常の塗料に比べて施工費用がやや割高ですが、ガイナなどのセラミック系断熱塗料なら耐用年数も長く、光熱費の削減も可能です。 年間を通して快適な住宅にリフォームしつつ、できるだけコストを抑えたいという方は、断熱塗料で塗装リフォームしてみてはいかがでしょうか?